知的財産権の登録
発明を特許、商標、意匠のいずれかの形で保護することに成功する企業こそ、競合他社に対して優位性を確保することができます。自社が有する知見を認識し、これを上手に推し進め、活用できる企業は、競合他社の一歩先を歩むことができます。多くの場合、素晴らしい知識の源は従業員です。なぜならば、日常業務の中で、様々な課題に直面し、解決法を見つけようと努力するからです。このことが、価値のあるアイデアにつながることも、よくあります。そして、このようなアイデアを知的財産権で守るべきです。各知的財産権については、詳細をご覧ください。
特許出願
技術開発に投資する人は誰でも、そこから利益を得たいと願います。特許の存在価値は、そこにあります。特許権者は、所定の期間、他社に発明の使用を禁じる権限を持ちます。特許権者は、ライセンス契約や特許されたアイデア自体の売買により収益を確保することができます。それ故、特許は多くの場合、企業がイノベーションを続けるための重要なインセンティブとなります。
特許出願で肝心なことは、複雑な発明をいかに正確に表現するかということです。発明の保護範囲を単純に規定するほど、権利範囲は広くなるからです。これは難しい作業です。そこで、専門家が複雑な発明の単純な側面を見出すお手伝いをします。当事務所の専門家にお任せください。我々は、必要な専門知識、市場に対する鋭い洞察力、そして特許が必要とする内容的・形式的要件のすべてを満たすだけの経験を有しています。
欧州特許の有効化
所望の国で欧州特許(EP特許)を有効化するためには、欧州特許庁から特許を得た後に、所望の国で法的に有効化されなければなりません。弊所では、広く認知されているコンプライアンス規則、ならびにドイツ弁理士および弁護士向けの職務上のガイドライン(守秘義務、法的責任など)に準拠した包括的なサービスを提供しています。我々は、クライアントに最適な国をリストアップし、EP特許の取得後にその特許が有効化されるべき国について、貴社の決定をサポートします。このリストには、国毎の費用見積りも具体的に記載されています。この費用は、有効化されるべき各特許それぞれについて、弊所が算出します。これにより、クライアントは弊所に依頼する前に、有効化にかかる費用を知ることができます。全ての必要な外国委任状は、弊所が一元的に作成し、作成され次第、署名のためにクライアントのもとに送付されます。さらに、クライアントは、特許ごとに、全ての指定国についてまとめられた一通の請求書と一通の報告書の形で書類を受け取ることができます。これにより、ファイリングや保管にかかる膨大な手間を省くことが可能になります。
商標出願
ブランド名は、感情を呼び起こし、消費者の購買意欲を高めることを目的としています。ブランド名を考案する際には、このような基準に基づいてあらゆる種類の提案がなされ、検討されます。しかし、法的側面も、同じだけ重要です。製品の市場での地位を確保し、また可能な限り模倣から守ることが重要です。商標出願は、この目標に向けた重要なステップです。我々は、ブランドの開発、調査、そしてブランドが国内外で長期的に実施・維持可能なものかを検討する際にサポートいたします。
専門知識と経験の豊富な当事務所にお任せください。我々は、国内外で、1万2千以上のブランドを受け持っております。つまり、当事務所は、知的財産権の分野でドイツを代表する法律事務所の一つです。
意匠出願
製品のデザインが、購入の決定に著しい影響力を持つことに疑いの余地はありません。ブランドと同様に、デザインは消費者に感情的な影響を与え、その独自性を表すことにもなり得ます。企業にとって、製品のデザインは顧客維持のためのツールでもあります。その為、知的財産権として登録することがとても重要です。これにより、権利者は一定期間の独占排他権を得ることができます。
我々は、貴社のデザインの保護について様々な角度から検討します。そうすることにより、保護範囲を明確にし、適切な出願戦略を練ることができます。これは、競合他社から自社を守るための重要な対策です。